郡山から自主避難、空き家を活用した民宿に挑戦!

明けましておめでとうございます。年末年始、皆さんはいかがお過ごしでしたか?この季節、乾燥による火事が目立ちますので、お出かけの際にはガスの元栓や暖房のつけっぱなしには十分にお気を付けくださいね。

さて、今日は空家を改装して素敵な活用をされている方をご紹介します!

避難先の空き家を改装して民宿に挑戦!

福島第1原発の事故で自主避難をした福島県郡山市出身の女性が、避難先の秋田県八峰町で民宿「十三夜」を営んでいます。

「十三夜」を営むのは高橋洋子さん(50歳)。東日本大震災が起こる前は、福島県郡山市で建築関係の自営業をしていましたが、休日にはドライブを楽しみ、三種町に一軒家を借りて宿泊するほど秋田県の自然に魅力を感じていました。そして福島第1原発事故の後、弟一家らと一時避難し、親族が福島県へ帰った後も一人で秋田県に住み続けることを決めました。

2013年10月から、秋田県八峰町の古民家を譲り受けて改装し、民宿を始めました。世界自然遺産の白神山地が一望できる古民家は、築60年あまりの木造で、一時は蕎麦屋として使われていましたが、ここしばらくは空き家となっていました。高橋さんは「一生続けられる仕事として民宿経営を考えていた。原発事故をきっかけに、最終的に決断した」と話しています。福島県郡山市で独立した二人の息子も支援しているそうです。

空き家を活用した民宿が評判を呼ぶ!

口コミで高橋さんの挑戦を聞きつけた福島市の復興支援バンドや秋田県の音楽グループが支援ライブを始め、評判を呼んでいます。民宿では、暖炉といろり付きの食事部屋があり、煮物などの家庭料理を提供する安らぎの場所となっているそうです。空家のままでは空気がこもり、老朽化が進んで行ってしまいます。しかし民宿「十三夜」を営み始めたおかげで、また人々の笑顔が集まる場所として提供されるようになりました。


留守宅や空家でお悩みの方へ
空家管理はなぜ必要?
空家管理をしないとどんなリスクがあるの?