あなたは「特定空き家」という言葉をご存知でしょうか?
これに指定されてしまうと、所有者は今まで通りの恩恵は受けられなくなります。
特定空き家を知れば、自分の所有する空き家の管理方法も自然と変わるかもしれません。
「特定空き家」とは?市区町村の判断基準
特定空き家とは、下記の状態にある空家の事で、簡単にいえば老朽化の進んだ危険な空き家を指し、それは市区町村が判断します。
その判断基準をご紹介しますので、あなたのお持ちの空き家が当てはまるようなら特定空き家に指定される前に対策を講じておいた方が良いでしょう。
- 空き家そのものの状態から判断する
- 1、そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となる恐れのある状態
2、そのまま放置すれば著しく衛生上有害となる恐れのある状態
3、適切な管理が行われていない事により著しく景観を損なっている状態
4、その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態
- 周辺へ悪影響を及ぼす程度で判断する
- 周辺への悪影響の程度が社会通念上許容される範囲を超えるか否か、また切迫性が高いか否かにより判断されます。
特定空き家に指定されると起こる問題点
1、固定資産税が6倍になる
空き家の固定資産税は小規模住宅用地の軽減適用がされるので、更地と比べて6分の1で済みます。
しかし、特定空き家に認定されると、固定資産評価額の軽減適用がなくなるので、税金は一気に6倍に跳ね上がり、所有者は損をします。
- 「特定空き家」認定前 固定資産税評価額4,930,000円の場合
- (4,930,000×6分の1)×1.3%=10,681円
- 「特定空き家」認定後 固定資産税評価額4,930,000円の場合
- 4,930,000×1.3%=64,090円
2、強制代執行で解体・撤去されてしまう
思い出の詰まった大切な実家でも、周囲に危険が及ぶようでは特定空き家に指定されてしまいます。
そうなると市区町村から解体が求められますが、所有者が指導、勧告、命令に従わなかった場合には行政代執行による解体、除去が行われてしまいます。
建物を失って損をするだけではなく、所有者自身も悲しい思いをしてしまいます。
損する前に対策を!特定空き家に指定されないために
後悔先にたたずといいますが、税金が6倍になったり思い出の詰まった家が強制的に取り壊されたりしてから、空き家の管理方法を後悔しても遅すぎます。
空家の所有者には、特定空き家に指定されないような日々の安全・衛生管理が求められます。
その他、指定されるのを回避するには、更地にして駐車場として有効活用したり、アパートを建てて家賃収入を得たりと様々な方法があります。
管理はプロにお任せ!ばっちりサポートで安心の空き家管理
私たち福島県郡山市の空き家管理サポートは、空き家管理の重要さを常に空き家をお持ちの方へ発信してきました。
個人では限界のある空家管理から有効活用まで、幅広く対応しております。
きちんと管理して家を残したい!空家の場所を駐車場にして活用したい!など、お客様一人一人に合った空き家管理の方法をご提案していますので、空き家の管理にお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。
空き家管理サポート郡山では、空家の賃貸や売却に関するご相談も承ります。お気軽にお問い合わせください。