空き家所有者必読!雪解け雨漏りには早期対応が必要な理由

空き家の雪解け雨漏り注意

こんにちは、空家管理サポート郡山です。

毎年空き家を巡回していますと、雨の多い梅雨時期に次いで、雪解けの時期にも「雨漏り」を確認し、オーナー様にご連絡することが多くあります。

そこで、雪解けの時期には特に気を付けたい、放置空家に発生しやすい「怖い雨漏り被害」について特筆します。

空き家の雨漏りを放置すると起こる被害について

まず、住宅の屋根の寿命は、トタン屋根が一番短く10年~20年、一番長くて粘土系瓦(日本瓦)で50年~100年ですが、一般な住宅に使われている屋根材であるスレート屋根の寿命は約15年~25年となっています。

また、一般的に適切とされているスレート屋根のメンテナンスのサイクルは、10年~15年ごとと言われているのに対し、空き家は誰も住んでいないため、放置されている場合がほとんどです。

メンテナンスはおろか、傷んだ箇所から雨漏りが起こっていることも少なくありません。

では、雨漏りを放置すると、空き家はどうなってしまうのでしょうか?

空き家の雨漏り「1次被害」と「2次被害」

雨漏りの被害は放っておくと、以下のように1次2次と被害はどんどん広がっていきます。

【1次被害】雨水の侵入
天井からポタポタと水滴が落ちてくる状態のことを1次被害と呼びます。
雨水が何らかの要因で住宅内に侵入してくる状態のことです。これが起こると雨水で床はべたべたになって掃除が大変ですし、生活するのには不便を感じます。
この程度の雨漏り修理であれば、50,000円~300,000円が費用の目安となります。

上記のように精神的なダメージと、比較的軽い出費だけで済んでいるうちに、早急に対応することをおススメします。

いっぽう、次にご紹介する2次被害まで進行してしまいますと、修繕も大ごとになっていきます。

【2次被害】建物まで雨漏りの影響が及ぶ
ここまでくると、精神的なダメージだけでは済まなくなってくる二次被害。

・建物への影響(シミ、カビ、木材の腐食、シロアリ発生)…木材の腐食修理部分的60,000円~150,000円、激しい腐食1,000,000円超え、シロアリ駆除150,000円~250,000円
・漏電事故…場所や程度により変わりますが、平均的に7,000円~30,000円の修理代
・火災事故…全資産を失う可能性あり

雨漏りなのに火災?と思われた方も多いと思いますが、水は電気を通しやすいので、不運にも漏電事故と重なると火災へと発展する可能性は非常に高いのです。

弊社が管理させていただいている空き家では、定期的な清掃のため電気が通っていることも多く、この点はしっかりと気を付けて確認しています。

応急措置と早い対応があなたの空き家を守ります

たかが雨漏りと軽く見ていると、大変な被害に発展する可能性があることがお分かりいただけましたでしょうか?

空家管理サポート郡山では、ご契約されている空き家の雨漏りチェックはもちろんのこと、まだ空き家管理をご利用されていない方の空き家オーナーの方にも、雪解け時期の雨漏りチェックは欠かさず行ってほしいとお伝えしています。

大切な資産である空き家を守るのは日々の細かいチェックが大切です。

空家管理でお困りの際は、ぜひお問い合わせください。