毎年被害相次ぐ 各地での雪による空き家倒壊被害

空き家の雪下ろし

こんにちは、空家管理サポート郡山です。

各地で雪による空き家の倒壊事故が起こっているという報道を、毎年のように見ています。

そこで、今回は過去の統計や事例を参考に、空家管理の大切さを特筆します。

【積雪による空き家倒壊の事例】必須の空家管理

今回参考として着目した2018年2月は、3年ぶりの寒冬となり、低温・多雪だったこともあり、各地で雪による被害が相次ぎました。(参考:新潟地方気象台平成30年3月1日資料「2018年 冬(12月~2月)の天候経過)

それにより、新潟県では以下のような空き家の倒壊事故も発生しています。

積雪が原因の空き家の倒壊事故事例
新潟三条市の倒壊空き家

(出典:新潟・県央情報交差点)

2018年2月6日 大雪で積雪が100センチを超えた新潟県三条市では、雪の重みで空き家1棟が倒壊した。築50年以上が経過し、空き家になってからは20年ほどになるという。

福島県でも3mを超える雪が降る地方がある

いっぽう、雪が少なそうに思える福島県でも、平成30年2月15日時点の気象庁の速報「2月4日からの大雪等による被害状況等について 累計降雪量上位10県(降順)」を見ると、福島県会津只見町(121㎝)が上記新潟県(115㎝)を抜いて第2位となっているほど、たくさん雪が降ることが分かります。

また、只見町では、1979年の統計開始から見て、昨冬までの観測史上1位の値は2013年2月25日の341㎝と3m超え!驚きですね。

もちろん、空き家とて、そんな重みに耐えられるはずがありません。雪の重みは想像以上にあるのです。

以上を踏まえると、倒壊を防ぐための空家管理は必須です。

危なそうなら業者へ依頼して雪下ろしを行うということは、空き家という自己資産を守るためだけではなく、近隣を通行する住民に対してのマナーともいえます。

シーズン中の空き家の雪下ろしは定期的に行うことが大切

シーズン中、雪下ろしは1回や2回では済まないかもしれませんし、業者へ依頼すればそれなりの料金もかかります。

しかし、空き家が倒壊してしまって、その解体撤去費用と万が一通行人にけがを負わせてしまった時の損害賠償の金額を考えると、雪下ろしは定期的に行った方が得策といえます。

これから雪の季節を迎えるにあたり、空き家のオーナー様には空家管理の一環として雪下ろしを業者に依頼するということも、選択肢に入れて欲しいと思っています。

福島県郡山市の空家管理サポート郡山では、空家管理のお困りごとや、これからの季節の雪下ろしに関するお問い合わせを随時賜っております。お気軽にご連絡ください。