「雪のせい」では済まされない、積雪による空き家の倒壊リスク

老朽化が進んだ空き家が地震などで倒壊するリスクについてはしばしば指摘されていますが、雪国には積雪という特有のリスクがあります。
雪の重みによって建物が損傷する事例は毎年のように起きており、それが空き家ともなるとさらにリスクは大きくなります。
山形県や青森県などでは雪の重みによる空き家の倒壊事故が相次いで起きており、かねてから懸念されていたことが現実に起きることが図らずも証明されてしまいました。
空き家の老朽化に伴ってこうした事故は今後も増えると予想されており、積雪と無縁でいられない福島県でも適切な対策が求められています。

空き家が倒壊しても「雪のせい」では済まされない

たとえ雪という自然現象が原因で空き家が倒壊したとしても、所有者または占有者は法的な責任を免れることはできません。
民法717条には「土地の工作物等の占有者及び所有者の責任」が定められており、土地工作物の瑕疵により他人に迷惑をかけた場合、所有者や占有者に賠償責任があると明記されています。
「雪のせい」「自然現象のせい」では済まされないのです。

雪災を保険でカバーするには情報収集が欠かせない

雪による災害のことを雪災といいます。
火災保険には雪災に対する保障が含まれており、「積雪が落下した衝撃」や「雪の重みで変形、崩壊」などの条件を満たせば保険金が出るケースがあります。
ただし空き家はリスクが高い上に、仮に失ったとしても所有者にとって損害とならないと判断され火災保険に加入できない事例もあるため、保険加入には綿密な情報収集が欠かせません。

雪害が他人事ではない福島・郡山の空き家倒壊リスクを軽減

空き家を雪から守るには、定期的な雪下ろしが欠かせません。
しかし、屋根の上に登ることが危険であるのは言うまでもなく、体力的にもかなりの負担となります。
そこで空家管理サポート郡山は総合的な空き家管理の一貫として雪下ろしのオプションサービスもご提供、また建物が積雪に耐えられるかという強度診断などを行っております。
また、それでも防ぎきれないリスクに対応するための保険についての情報提供や加入についてのアドバイスも行っておりますので、「雪が心配」と思った方はお気軽にご相談ください。